会員寄稿

         メール将棋へのお誘い                  木ノ平寿一

 

 郵便将棋は今後も不変であり指し継がれて行くと思いますが、敢えてメール将棋について投稿しました。

 コロナ禍で、家で過ごす時間が多くなった昨今、メール将棋はうってつけの娯楽になりました。なんせ外出する必要性が全くありませんから・・・

 当会に於いてメール将棋は竜王戦と郵将戦で指せますが、王座戦などでも対局者どうしが同意し、その旨を棋戦担当者へ報告すればメール将棋が可能です。

 

①コスパ

 今や経済が冷え込みハガキ代の捻出もバカになりません。費用対効果を考えれば一目瞭然~兎に角安い。消費税10%時代家計に負担をかけないこと請け合いです。奥方ニコニコ夫婦円満間違いなし。

 

②進行の速さ

 送信して翌日には返信メールが相手から届くまた気心が合えば当日何度もやりとりが可能リアルタイムな感覚が味わえます。まさにスピードこそ命。「いらち」な私にとって再ダイナメリット。そして届いた届いていないの検証が即座に対応可。証文が残るのはありがたいことです。

 

③デメリット

 良いことがあれば悪いことがあります。それはついつい手拍子で指してしまうことです。私は携帯でメール対局をしていますので何処でも指すことができます。従って届いたメールを頭にある将棋盤で対応して即返信してしまうことが事が度々あります。豈図らんやそこに落とし穴が待っています。指したい気持ちを抑え家に帰って図面を認識してから返信するよう努めています。誤記は慎みたい処です。

 それともう一つ相手のパソコン環境によって迷惑メールで認識されてしまう事があります。これが結構厄介で過去に二人の方と経験がありました。あと相手のサーバー容量の問題で受け付けない事もありました。パソコンは日頃のメンテナンスが必要です。まぁそんなことがあっても懲りずにメール対局をやっています。

 

④まとめ

 与えられた期間を遵守し且つじっくり考えたい時は郵便将棋。真夜中のハイウェイを快適に走行したい時はメール将棋使い分けたら良いと思っています。以上、待つことが苦手な木ノ平のリポートでした。